IELTSとは、
International English Language Testing Systemの略称で、オーストラリア、イギリス、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカの大半の大学で受け入れられ、アメリカ合衆国の教育機関、専門機関などでの受け入れも増加している、英語検定の一つです。
☆IELTSには2種類の形式がある
① Academic Module
こちらは、大学や他の高等教育機関へ出願の為のテストで、主に進学志願者用。
② General Training Module
一般的な生活や仕事、移住関係に関わる英語のテストで、オーストラリア等のビザ取得者用。イギリスやオーストラリアで永住権を取得する際にIELTSのスコアを求められます。
※上記の2種類のどちらかを選んでいただいて受験することが出来ます。
☆IELTSの試験内容
① Listening(試験時間:30分、問題数:約40問)
会話や文章が録音されたテープを1回だけ聞き、質問に答えていきます。この形態の内容はTOEFLやTOEICにもありますが、異なることが1つあります。それは、問題を聞きながらメモを書き込める事が出来る事と、リスニング時間とは別に回答時間が設けられています。また、選択肢が5個以上あることや電話番号などの数を正確に聞き取らなければなりません。
② Reading(試験時間:60分、問題数:約40問)
3つの文章に対し、40問出題される。General Training では、さまざまなトピックから出題される。Academicでもさまざまなトピックから出題されますが、一般教養の内容が多くあります。
また、他の英語試験と違うのは「Not Given(選択肢に正解がなし)」という選択肢があることや、選択肢以外の単語で解答する問題が半分あることなどがあり、難易度が高くなる。
③ Writing(試験時間:60分、問題数:2題)
各問題に最低150~250単語で自分の考えを記入しなければなりません。General Trainingの1つ目は、現状を説明したり情報を請求したりする手紙を書き、フォーマルな感じの文章に仕上げることが求められます。2つめは、Academic Modulesと同様に、テーマに対して意見を述べていきます。Academicの1つ目は、グラフや図などから情報を整理し、文章にまとめていきます。2つ目はGeneral Trainingと同様です。
④ Speaking(試験時間:15分~20分)
3つのセクションに分かれており、始めは1対1のインタビュー形式で行われる。自己紹介や家族のことについて聞かれます。次のセクションでは、与えられた課題について、指示された内容を加味して試験官に自分の考えを伝える。最後のセクションでは2つ目のセクションでの課題に関連したディスカッションをする。評価方法は録音されたインタビュー内容を試験センターでまとめて評価されます。